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Channel: AN現代針灸治療
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ゴルフ肘の針灸治療 ver.1.1

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1.ゴルフ肘の概略

1)病態
ゴルフでボールを打つ際、左肘をのばし手関節を強く背屈・回内するため、手関節を屈曲作用のある前腕屈筋群に共通腱の起始部の上腕骨内側上顆部の腱や骨膜に炎症が起こる。フォアハンドテニス肘と同一の病態。症状は上腕骨内側上顆部の運動時痛。  

 

 

 

2.ゴルフ肘の針灸治療   

①上腕骨内側上顆部(少海穴ではない)つまり肘関節の内側部と、上顆部に付着する前腕屈筋群の筋緊張点に刺し、運動針実施。 ターゲットは意外に小さく、肘の前面ではなく内側にある。内側上顆部の圧痛点は肘を屈曲させた状態で探すとよい。 

②円回内筋緊張に対する治療は、少海・孔最あたりになる。これらの穴から円回内筋に刺針した状態で、ゆっくりと大きな前腕の回外・回内動作を 5~10回行わせることで、円回内筋の過収縮を改善する。      

 

※孔最取穴:前腕前橈側、太淵穴の上7寸、尺沢穴の下3寸腕頭骨筋上。深部に円回内筋がある。    
※少海取穴:肘を半ば屈曲し肘窩横紋の内端で上腕骨内側上顆から橈側へ入ること5分。円回内筋起始部。

 

3)手関節の屈筋を緩めることで、上腕骨内側上顆にかかる筋の牽引力を弱くする。


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