1.薄くなった石鹸の活用法
使っているうちに薄くなった石鹸は新しい石鹸にくっつけて使うと無駄にならない。このくっつける方法だが、力まかせに合体させてもうまくいかない。皿に水に濡らした 石鹸二つを置き、電子レンジで20~30秒間チンする。すると柔らかく膨張状態になるので、2つの石鹸を圧迫するときれいに合体できる。レンジの時間が長すぎると手で持てないほど熱くなるので注意。
2.不要チラシの撃退法
郵便受けには、毎日捨てるのも面倒なほど不要なチラシが入れられていて、イラつく。その対策として、よくある手だが郵便受けに<チラシお断り>の表示板を貼ってみた。すると以後、殆どチラシは入らなくなって我ながら驚いている。その効果を人に話すと、「そんなの本当に効果ありますかね?」などと信じないようだったが、実際に効果大なので、困っている方はマネしていただきたい。
ちなみに<チラシ投函お断り>の表示板はハガキ大で、ラミネート加工したものを自作し、両面テープで郵便受けに貼り付けている。
3.治療中の迷惑電話の撃退法
治療中に電話がかかってくると、受話器をとらない訳にはいかないが、勧誘の電話であることも多く迷惑している。「要りません」「結構です」などと言って受話器を切るが、どういった内容なのか聞かないことには返事もできない。それに乱暴な対応は避けたい。その応対についてネットで良い方法が紹介されていた。
当方:相手が話出すと、それを途中でさえぎり「ご予約の電話ですか?」と言う。
相手:「いや、違います」と返事するだろう。
当方:「この電話は、予約専用回線となっています」と話す。
相手:「失礼しました」というだろう。
当方:この段階で当方から電話を切っても、相手を怒らせないで済む。
4.鍼の抜き忘れ防止方法
昔病院に勤務してた頃、患者診療の際にはパンツ(女性はブラも着用)だけになってもらっていた。これは病院という看板があるので強い立場になれたからだ。しがない開業針灸院ではそうはいかない。たとえば腰痛を訴える患者は、腹臥位で下着のシャツをまくり上げて待機していることが多い。肩甲間部や肩甲上部あるいは上殿部も治療関連ポイントなので上着を脱いで欲しいのだが、それを言うとまた起こさなくてはならず面倒くさいことである。そこで上着をまくり上げて刺針する。この時、置鍼すれば上着は下に下がり、上背部の鍼は服に隠れることになる。肩甲上部や肩甲間部は最も鍼を抜き忘れることが多いと思う。大変危険なことであり、患者の評判を損ねることでもなる。
この対策として、置鍼をやめて手技鍼のみで治療するか、使用鍼を一定本数にする手もあるが、私のように多くの鍼を使う治療家には適さない。そこで思考錯誤の末、次のような自分流ルールをつくることにした。
①全身的な置鍼は行わない。
②服に隠されてしまう置鍼はしない。ただしタオルで隠される部位の置鍼は可。
(タオルをはぎ取った後、抜鍼するので)
5.鍼と灸の使い分け
駆け出しの頃、鍼と灸は8:2の比率で鍼が主だった。鍼の流派は患部の治療が現代針灸方式で、四肢その他には沢田流太極療法の基本穴から見繕って半米粒大灸をしていた。しかし治療経験を積んで鍼の技法を知るにつれ、灸の比率はさらに低いものとなった。それは患者に有痕灸を好む者が少なかったことと、せんねん灸などの温灸タイプは効き目が少ない(やらないよりマシ)印象をもったからである。本当に灸を効かすためには有痕灸で、それも1カ所5壮程度の半米粒大以上の艾炷)は必要だと思う。そうであれば灸点の数はずっと少なくなるので、もはや太極治療とは呼べまい。
灸治療は江戸時代、庶民の間で大流行した。その理由として、鍼治療は専門家がするものだとしても、灸は素人が自家製のモグサで施術できるという安価で手軽なことと、実際の治療効果が優れていたこと、加えて庶民でも文字が読めるようになり、本を読んで学習可できるようなったことも関係する。自家製のモグサということで、現代の上等モグサとは異なり燃焼温度は高かっただろうが、他の医療手段が乏しい中、灸治療をされる側も必死の思いがあっただろう。。
こうした考察から、熱い灸治療を少数穴に行うことがよいのではないか。灸は痕がつくので、あちこちと灸点を移動することなく、数週~数ヶ月も同じ部位に灸することが前提となる。このことから灸点は症状部位の中でも最も頑固な部位に行うのがよいと考えるに至った。