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第6期、針灸奮起の会(現代針灸実技講習会)開催のお知らせ

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令和4年3月6日(日曜)~6月19日、第五期針灸奮起の会を行いましたが好評につき、令和4年10月3日から第六期針灸奮起の会を開催致します。

テキスト序文より
本テキストを<症状から学ぶ現代鍼灸実技>とよぶ。奮起の会針灸実技講習会用として改良を重ね、今回で第6版になる。第5期テキストは鍼灸臨床の現場で遭遇ことの多い疾患を絞ることで、各疾患ごとの現代針灸治療の病態把握法と効果的な針灸治療技法を十分なスペースを設けて説明した。第6版も同じ方針だが、先回実施して判明した煩雑な部分をさらに取捨選択しており、さらに洗練度が増した内容とした。基礎的内容というより実践的内容(来院患者の要請に対応できる)になっている。各単元は9~11ページとコンパクトにまとめられているが、それでも現在の私の針灸技法の6~7割は紹介しており、最初のステップとして十分なものと確信している。

 
<<募集要項>>

1.初回実施日時:令和4年10月2日(第1日曜日) 午後5時半~8時頃
 以降、12月4日までの計5回。基本的に毎月の第1、第3日曜。
 ※情況次第で、さらに別のテーマ(上肢症状、下肢症状など)を追加し、実技講習会を継続することもあります。

2.場所:国立駅南口下車 徒歩3分、国立市中1丁目集会場

 

3.定員:12名 定員になり次第、受付終了します。
     満席になってもキャンセルが出ることもあり、そのたびに残席カウントが変化します。受講が絶対不可能ということではありません。

4.指導:似田敦、
     ほかに臨床経験豊富な現代針灸研究会メンバー(小野寺文人、岡本雅典、吉村英 各先生) 
5.参加費:針灸師7,000円 針灸学生6,000円(見学3,500円 見学は最大2名まで)
6.持参品:筆記用具程度。テキスト、針、消毒用品は当方で支給
7.懇親会 講習会後、駅前の居酒屋で実施(希望者のみ) 

8.受講お申し込み方法
8月14日からお申込み受付けます。参加御希望の方は、①参加希望会のテーマと開催予定日、②氏名、③住所、④電話 ⑤メールアドレスを、メールまたは電話でお伝えください。 折り返しご連絡を差し上げます。参加費は当日お支払いください。
 あんご針灸院 似田 敦(にただあつし) 電話042(576)4418 メールアドレスnitadakai825@jcom.zaq.ne.jp


 (第五期第一回奮起の会集合写真 令和4年3月7日)


<<日程>>

タイトル:症状から学ぶ現代鍼灸実技

第1回 A.腰背痛の治療技術<令和4年10月2日>

症状A-1 膈兪~肝兪付近(胸椎部で肋骨がある部)に感じる痛み  【胸椎椎間関節症】
症状A-2 背部と腰部の境界あたりに感ずる慢性的なコリ、胃の不調【腰方形筋起始部痛】
症状A-3 肩甲間部のコリと痛み 【胸椎短背筋痛または胸腸肋筋々膜痛】
症状A-4 上体前屈時に大腸兪付近に感ずる痛み 【腰椎-仙椎移行部椎間関節症】
症状A-5 志室の深部に自覚する痛み    【 大腰筋製腰痛】
症状A-6 腰下部に慢性的な鈍重痛感。圧痛点は不明瞭。 L5棘突起下に細絡【オ血性腰痛】
※補講:八髎穴への刺入技法と治療点の選択

 

第2回 B.殿下肢痛の治療技術<10月16日>

症状B-1 片側の殿部~大腿後側~下腿(前面・外側・後面)が痛む。【梨状筋症候群】
症状B-2 上外殿部から大腿外側の運動時痛 【中・小殿筋緊張症】
症状B-3 上殿部外側の痛み・鼠径部痛。歩行時の鼠径部に感じる違和感【変形性股関節症】
症状B-4  同じ姿勢を続けている時に生ずる腰部の鈍重感と下肢不定症状【仙腸関節機能障害】
症状B-5 5分間ほど歩行すると足が前に進まなくなる。腰をかがめて数分間座って休憩すると再び歩行可能となる。【脊柱管狭窄症】

 

第3回 C.膝痛の治療技術<11月6日>

※補講:膝関節痛治療に多用される穴
症状C-1 慢性的な膝関節前面の痛みで、鶴頂穴圧痛(+)時  【大腿直筋過緊張】
症状C-2 膝蓋骨外縁(外膝蓋)または内縁(内膝蓋)の痛み。【外側広筋または内側広筋の過収縮】
症状C-3 膝関節前面の痛みで、内外膝眼圧痛(+)時 膝関節包過敏】
症状C-4 膝関節内側の鵞足部の痛み     【鵞足炎】
症状C-5 膝窩が鈍く痛む    【膝窩筋腱炎】
症状C-6 中学生。脛骨粗面部が痛む【オスグッド病】
※補講:膝の痛み以外の主な症状と対処法  

 

第4回 D.頸碗痛の治療技術<11月20日>

※補講:後頸部筋の構造と常用刺針点の整理
症状D-1 顔を下に向けづらい(顎を引けない)。 上項部が重苦しい。【後頭下筋(とくに大後頭直筋)緊張症】
症状D-2 頭を左(または右)に回しにくい。無理に回すと痛む。  【頭板状筋緊張症】
症状D-3 デスクワークなどで顔を下にした姿勢を続けていると後頸部が疲れる。 【頭半棘筋緊張症】
症状D-4 頸を動かした際に、後頸部、肩甲上部、肩甲間部などが痛む。 【脊髄神経後枝痛(長・短回旋筋緊張症)】
症状D-5 頸部が痛く、片側の上肢の感覚が鈍い。前中斜角筋に圧痛(+)   【(前)斜角筋症候群】
症状D-6 頸部が痛く片側の上肢がピリピリする。烏口突起内側の圧痛(+) 【小胸筋症候群】
症状D-7 ムチウチ1ヶ月後に、めまい・嘔気・不眠・耳鳴・眼精疲労が出てきた。 【バレリュー症候群】


第5回 E.肩関節痛の治療技術<12月4日>

※補講:針灸に来院する肩関節障害の概要     
症状E-1 肩関節を外転で、90°を超えると肩関節~上腕・肩甲骨周囲に痛みが出て上げられない。他動外転は正常。  
    【肩腱板炎とくに棘上筋腱炎(または棘上筋腱部分断裂)】
症状E-2 肩に痛みが出て結髪動作ができない。他動的には可能。  【肩腱板炎(棘下筋、小円筋の伸張制限)】
症状E-3 肩関節前面~外側の動作時痛。とくに結帯動作時痛み出現。 他動的には可能。 【肩腱板炎(棘下筋、小円筋の伸張制限)】
症状E-4 五十代男性。肩の動きが悪く、結帯動作、結髪動作ができない。
      外転70°で自動・他動ROMとも同様。ただし肩関節痛はあまり感じない。【凍結肩】

 

 

 

 

 

 


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