令和2年度の実技講習会、開催延期のお知らせ 続報
以下は本年4月23日に投稿したブログ内容である。 令和2年の実技講習会の予定は、当初は6月からスタートする予定で、そのためには4月からその旨を本ブログで公示するつもりでした。ちなみに概要は次の通りでした。 ◎奮起の会セレクション本勉強会指導スタッフと過去参加者が、得意とする内容をピックアップ...
View Article代田文誌先生の知られざる話 Ver.1.5
代田文誌先生(以下敬称略)の年譜を調べていると、これまでほとんど知られていない事実が分かったので、ここに紹介する。(平成25年3月24日)。追伸:、代田泰彦先生から、東城邱著、耕雲紀行の背景(耕雲紀行 和合恒男遺稿刊行会編)という資料コピーを頂戴した。代田文誌先生と和合恒男の関係が記録されているので、部分的改訂版として加筆することにした。(平成25年5月19日)...
View Articleグロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)の針灸治療 Ver.1.3
鼠蹊部周辺に出現する慢性障害であり、本当の原因を特定しにくいためこのような鼠蹊部周辺 に出現する痛みを症候群とした呼名をグロインペイン症候群(groin pain...
View Article大腿内側痛に対して、閉鎖神経刺激刺針が効果的だった例(57才、男性)
私は約2年前、当ブログで<下肢内側の病の鍼>の現代鍼灸からの検討(2018-08-14)を発表している。これは閉鎖神経痛にいての知見をまとめたものを含むが、この度これに該当する症例を経験したので報告する。...
View Article陰部神経刺針の二つの目標とその方法
1.陰部神経の解剖・生理 陰部神経叢は第2仙骨神経~第4仙骨神経の前枝から構成されており、尾骨に向かって斜めに下る。梨状筋下孔より骨盤を出てすぐ、仙棘靭帯と仙結節靭帯の間隙(小坐骨孔)から再び骨盤 内に入る。そして直腸肛門、外生殖器(男女とも)周囲に分布し、これらの筋運動と皮膚知覚を支配している。 陰部神経の分枝としては次のものがある。会陰神経、後陰茎神経、後陰唇神経、...
View Article<下肢内側痛の鍼>の現代鍼灸からの検討(「秘法一本鍼伝書」に記述なし) Ver.1.2
柳谷素霊著「秘法一本鍼伝書」には、下肢内側の病の鍼の記載がないが、現代鍼灸での方法を説明することにした。下肢前側・外側・後側の痛みの鍼に比べて、内容はシンプルである。...
View Article令和2年秋、現代鍼灸科学研究会開催のご案内
令和元年は奮起の会で多忙だったことと、令和2年前半はコロナ騒ぎで活動自粛してきたこと等で、ご無沙汰していました。コロナもだいぶ下火になってきましたので、久しぶりに現代鍼灸研究会を企画しました。この度は、新規参加者を2~3名募集しますので、ご案内申し上げます。定員になり次第、受付を締め切ります。(現在の状況に比べ、新型コロナ感染者が増加した場合、開催を延期することあり)...
View Article陰部神経痛の病態と現代鍼灸治療(改訂版)
1.陰部神経の解剖生理 陰部神経叢は第2仙骨神経~第4仙骨神経の前枝から構成されており、尾骨に向かって下降する。仙棘靭帯をくぐって大坐骨孔を出て、すぐに仙結節靭帯をくぐって小坐骨孔中に入る。陰部神経はその後に、会陰神経、後陰茎神経(♂)、後陰唇神経(♀)、陰茎背神経(♂)、陰核背神経(♀)、下直腸...
View Article片頭痛に対する知見と鍼灸治療の考察
1.三叉神経血管説の概略何らかの原因で、視床下部のセロトニン分泌量が減少すると、三叉神経末端からCGRP(血管拡張物質)を放出され、血管拡張により炎症が拡大。セロトニン減少の原因させる原因は不明だが、遺伝性体質の他に、ストレスや疲労、月経周期、天候などの影響がある。...
View Articleフェリックス・マン著「鍼の科学」の内容紹介
今から30年ほど前の昭和57年、フェリックス・マン Felix Mann著「鍼の科学 Scientific Aspects Acupuncture」西条一止・佐藤優子・笠原典之訳(医師薬出版社刊)が出版された。私はすぐに本書を購入して中身を覗いたが、そこに従来的な解剖学的鍼灸よりも進化した<現代医学的鍼灸>を発見した。私が待ち望んでいたのは、このような本に相違なかった。...
View Article痔疾の鍼灸治療(改定版)
このブログを初めて間もない頃の、2006年4月に、<痔疾の鍼灸治療>を発表済みである。今読み返してみると独自性に乏しく、面白みのないものだったので削除し、書き直すことにした。...
View Article令和2年度の実技講習会、開催延期のお知らせ 続報
以下は本年4月23日に投稿したブログ内容である。 令和2年の実技講習会の予定は、当初は6月からスタートする予定で、そのためには4月からその旨を本ブログで公示するつもりでした。ちなみに概要は次の通りでした。 ◎奮起の会セレクション本勉強会指導スタッフと過去参加者が、得意とする内容をピックアップ...
View Article仙腸関節異常の病態生理と鍼灸治療の総括
私はこれまで、何回か仙腸関節刺針についてブログに書いてきた。これは10年以上にわたる学習と臨床の段階的成果なのだが、今振り返ると古かったり、同じような内容を別のところで断片的に書いていたりで、まとめて見ることも難しくなってきた。そこで今回は、仙腸関節刺針について、これまでの報告を整理する一方、過去の断片的内容を削除することにした。...
View Article令和2年10月4日、現代鍼灸科学研究会開催しました。
1.開催日時:令和2年10月4日(日曜) 午後3時~午後5時半2.会場:あんご鍼灸院内 国立駅南口より徒歩7分 国立市中1-11-26 電話042(576)44183.発表者とタイトル1)小野寺文人臼蓋形成不全と診断されてから末期変形性股関節症(Otto骨盤の危険性)まで進行していると診断に至るまで、疼痛緩和が可能であった鍼灸治療の1症例(53才、女性) ※Otto骨盤→...
View Article間中喜雄著「PWドクター沖縄捕虜記」について(補足あり)
1.「PWドクター 沖縄捕虜記」とは間中喜雄先生は、医師となって間もなく招集を受け、5年余を軍隊で過ごしている。この間の最後の1年、すなわち終戦直前から沖縄本島での捕虜生活の様子が、自著「PWドクター 沖縄捕虜記」(1962年金剛社刊)に記録されている。なおPWとは、prisoner of war...
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